例えば。
思いつく限り最善の策をとった。何年も血反吐を吐きながら全力で頑張った、なのに認められなかった。
掲げていた目標は達成できず、”惜しかったね”、”運がなかったと思うしかないよね”。
歳をとるにつれて、”懐かしい”、”昔は好きだった”などと言われることも増え、悔しい、やるせない、恥ずかしい、悔しい、悔しい。
全力で頑張っても届かなかった。届いていない。
なのに、自分が長く憧れてきたこれを自ら捨ててしまおうと放り投げることも選べない。
ならば、逆に触れようと。
もはやどうなっても構わない、とにかく、多くの目に触れなければ掴めない。
針が指しているのはマイナス値。それでも、0より全然マシだろう。もし、マイナスでも100の値まで触れたなら、嫌われ者として名高くなれば、それで諦められる。
そうしたらこの気持ちに区切りをつけられるはずだと、やめることができるだろうと思った。
